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(認定)特定非営利活動法人 シェア=国際保健協力市民の会 シェアは、保健医療を中心として国際協力活動を行っている民間団体(NGO)です。

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中期計画《シェア中期計画2023に向けて》

 

《シェア中期計画2023に向けて》

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シェアでは創設40周年を迎える2023年8月2日に向けて、中期計画を新たに策定することにしました。

今回の中期計画では、理念・使命の見直しに加え、過去の中期計画(2013年、2018年)の振り返りを行った上で、今後10年位の社会変化を見据え、2027年までのシェアの中期ビジョンを策定します。

尚、今回の取組みに際し、全役職員によるオンライン会議に使用する備品等に関し、積水ハウスマッチングプログラム様による助成をいただきました。改めて、厚くお礼申し上げます。

事務局長 八尋英昭



【改定後の理念・使命(※未確定)】

理念

Health for All!シェアは、すべての人々が健康に暮らせる世界の実現を目指します。
 

使命

シェアは、困難な状況にある人々が自ら健康を改善することを支援します。また、シェアは、格差や不公正を解消するために、共に考え行動し、世界に働きかけていきます。



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1.中期計画策定に向けての準備

1)アドバイザーの起用 
中期計画策定についてノウハウを持つ人材が組織内にいないため、外部にアドバイザーをお願いすることにしました。どのような人にお願いするか、内部で議論の上、グローバルヘルスの専門家であり、シェアの会員でもある三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(MURC)ソーシャルインパクト・パートナーシップ事業部で部長Head, Center on Global Health Architectureの要職を務められている小柴巌和様にお願いしました。小柴様には中期計画の検討会議に随時ご出席いただき、様々なアドバイスをいただいております。


2.中期計画検討の進捗状況
  • 2022年5月23日 MURC小柴様アドバイザー就任
  • 2022年6月17日 第1回中期計画検討委員会で今後の進め方案を策定
  • 2022年7月16日 理事会で今後の進め方を了承、キックオフミーティング日程調整
  • 2022年7月19日 事務局会議で今後の進め方を了承、キックオフミーティング日程調整
  • 2022年7月29日 第2回中期検討委委員会でキックオフミーティングの内容を協議
  • 2022年8月31日 第3回中期計画検討委員会でキックオフミーティングの内容を確定
  • 2022年9月11日 全役職員によるキックオフミーティング開催、理念と使命に関して協議
  • 2022年9月27日 事務局会議と第4回中期計画検討委員会で理事会への報告について協議
  • 2022年10月1日 理念と使命に関する議論を理事会に報告し、方向性を承認。草案策定のために理念・使命検討委員会を設置
  • 2022年10―12月 理念・使命検討委員会で草案作成継続。並行して、各部で過去の中計の振り返りを行い、今後の重点取組みや将来への期待をまとめていく作業を実施
  • 2022年12月17日 理念・使命検討委員会で策定した改定草案を理事会に提案、承認
  • 2023年1月20、23、24日 3日間に亘り、全体会を実施。振り返りに基づいた今後の重点取組を議論し、中期ビジョンの原型の策定を完了。今後、2月11日の理事会、3月18日の会員総会の承認を受けて確定する。




3.理念・使命の見直しについて

2022年12月17日の理事会において、理念・使命検討委員会による改定草案を了承しました。

【理念】

Health for all!
シェアは、すべての人々が心身共に健康に暮らせる社会が実現することを目指しています。

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Health for All!シェアは、すべての人々が健康に暮らせる世界の実現を目指します。
 

<改定理由>
・世界の健康に関する議論の潮流では、健康な状態とは、「心」と「身体」だけでないとの議論から「心身共に」を削除することにより、シンプルかつ包括的に「健康(な状態)」を明確化しました。
・「社会」では、時間的・空間的に限定された「社会」を表すと解釈される懸念があることから、「世界」に置き換えることにしました。


【使命】

シェアは、厳しい境遇にある住民が自ら健康を改善することを、側面から支援します。また、シェアは、貧富の差や不公正を解消するために私たちに何ができるかを、日本社会に問いかけていきます。

↓↓↓

シェアは、困難な状況にある人々が自ら健康を改善することを支援します。また、シェアは、格差や不公正を解消するために、共に考え行動し、世界に働きかけていきます。

<改定理由>
・「厳しい境遇にある」については、「境遇」という言葉が「生い立ち」等の特定の環境を想起させる懸 念があるため、より広く、「困難な状況にある」と言い換えました。また、「住民」も理念で使われて いる「人々」としました。
・現在問題となっている差別は「貧富の差」だけではないので、シンプルに「格差」としました。「私たちに何ができるかを、日本社会に問いかけ」については、「シェアが問いかける」だけでなく、シェアの事業の裨益者やカウンターパート等のステークホルダーと「共に考え行動」することの趣旨を明確にしました。また、「問いかける」だけでなく、より広い概念の「働きかける」を採用し、かつ、その対象も「日本社会」だけでなく、「世界」としました。


4.中期ビジョン~重点取組の策定

今後4年間を想定した上で以下5つの重点取組(仮)を考えています。これらの中期ビジョン~重点取組における具体的な施策等については、引続き、様々な方のご意見をいただきながら検討を続けてまいりますので、今後更なる修正、変更の可能性がありますこと、ご留意ください。

  1. PHCアプローチに基づき母と子の保健課題に取り組む
  2. 保健分野の人材育成、啓発と情報発信
  3. 持続的で安定的な運営のための仲間づくり
  4. やりがいを感じられる健やかな組織づくり
  5. 部門戦略と部門間連携と人事強化



シェア2023中期ビジョン概念図




2023年8月2日の創立40周年の日近辺に開催する記念イベントにおいて、完成した中期計画のお披露目を行う予定です。これからのシェアに益々ご期待ください。

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