「自分たちのいのちを自分たちで守る」を
現地主体で実現する国際保健活動
国際協力NGOシェアは、すべての人々が健康に暮らせる世界の実現を目指して、いのちを守る人を育てる国際保健活動をカンボジア・東ティモール・日本で取り組んでいます。シェアの国際保健活動では、プライマリ・ヘルス・ケアの観点を重視しており、現地の人々が自分たちで自分たちのいのちを守ることが持続的におこなわれることを目標としています。
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カンボジアでの活動
地域で子どもたちの健康と成長を見守り、
育んでいけるようにカンボジア農村部のプレアビヒア州では、4人に1人の5歳未満児が慢性的な栄養不良に陥っています。シェアは保健センターや保健ボランティア、自治体の人々と協力しながら、乳幼児健診や離乳食教室を含む栄養改善事業を行ないつつ、シェアがいなくなったあとも地域の人々の手で活動が続いていくような仕組みづくりをすすめています。
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東ティモールでの活動
すべての妊産婦さんが安心して
受けられる保健医療サービスを実現する東ティモールでは医療機関にかかることが難しく、妊娠や出産で命をおとす女性や赤ちゃんがいます。シェアは必要な保健医療サービスを住民に届けられるよう、公的医療機関で働く医療者の知識・技術の改善や、保健行政の強化を進めています。また参加型の保健教育活動を地域住民や学校とともに行うことで、自分たちの健康を自分たちで守れるようサポートしています。
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日本での活動
地域で支える保健医療従事者・医療通訳者・
保健ボランティアと共に妊産婦や母と子の健康をまもる日本において、2016 年から外国人母子を対象とした保健活動をおこなっています。2021 年からは、一部地域にて母子保健通訳の積極的活用を進めながら、外国人母子への理解の促進と、区を越えた連携・支援体制の充実を目指しています。
終了した活動
国際協力NGOシェアでは、これまでも国際保健活動として、南アフリカ・タイにてエイズに関する活動、エチオピア・フィリピン・ルワンダ・インドネシア(スマトラ)・日本(新潟・東北)にて緊急支援プロジェクト等を行ってきました。