コロナ下での在日外国人の健康問題を考える=NGOと労働組合が協力してできること=
シェア=国際保健協力市民の会も参加しております、NGOと労働組合が協力してSDGsの達成に取り組むためのフォーラム「NGO・労働組合国際協働フォーラム」のワーキンググループの一つ、「エイズ・感染症グループ」では、以前から、日本で働く外国人労働者の健康や労働権、人権などの課題について、労働組合とNGOの連携作りに取り組んできました。
5月25日(水)午後3時~4時30分、この取り組みについて、ウェビナー「コロナ禍における在日外国人の健康問題を考える=NGOと労働組合が協力してできること=」を開催することになりました。この課題に関する労働組合やNGOの取り組みを紹介し、討議するという内容です。当会の副代表の沢田も登壇いたします。
概要
■開催日時:2022年5月25日(水) 午後3時~4時30分
■場所:ズームによるオンライン会議
■参加費:無料
■申込:
http://ow.ly/u2Ls30sj6Wn
■主催:NGO・労働組合国際協働フォーラム HIV/エイズ等感染症グループ
■問合せ先:HIV/エイズ等感染症グループ事務局
(特活)アフリカ日本協議会 国際保健部門
担当:稲場・廣内・小泉
メール:
ajf.globalhealth@gmail.com
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<プログラム>全体90分
・開会挨拶・趣旨説明:NGO労組協働フォーラム 感染症グループ
・外国人労働者の受け入れに関する連合の考え方:連合 労働法制局 菅村裕子さん
・労働組合の取り組み事例:UAゼンセン 外国人相談担当 エスター・スイバンモイさん(ミャンマー)
・NGOの取り組み事例1:シェア=国際保健協力市民の会 副代表理事 沢田貴志さん
・NGOの取り組み事例2:移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)運営委員 旗手明さん
・コメント:JETROアジア経済研究所 佐藤寛さん
・パネル・ディスカッション、質疑応答
・閉会挨拶:NGO労組協働フォーラム 感染症グループ
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<開催の趣旨>
◎現在の日本では、少子高齢化などによる労働力不足を解消するために、外国人労働者の受入れが拡大しています。その中で、メディアでもよく取り上げられているように、外国人労働者をめぐる労働問題、人権問題が頻繁に生じています。
◎特に技能実習制度では、「国際協力の一環」という制度の目的とは裏腹に、実習生は過酷な労働環境で働いていたり、職を失うなど様々な困難に直面しています。また、外国人労働者が
HIV/AIDSや結核、新型コロナなどの感染症、勤務中のケガなど、健康状態が悪化した時には、言語や制度、医療費などが障害となって、十分に治療を受けられずに失職したり、帰国を促されるといったケースもあります。
◎NGOと労働組合が協働してSDGsの達成を目指すことを目的とする「NGO・労働組合国際協働フォーラム」のHIV/
エイズ等感染症グループでは、これまで、外国人労働者への現場での課題や労働組合の取り組みについて、いくつかの労働組合との座談会を開催してきました。実際のところ、労働組合の取り組みや、
NGOとの連携の事例はそれほど多くはないものの、共有し広げていくべき事例もあるということがわかりました。
◎今回のウェビナーでは、外国人労働者関連で実績のあるNGOと労働組合の方々の登壇をお願いし、それぞれの立場で具体的な取り組み事例をお話いただきます。外国人労働者の健康、労働権、人権について、NGO・労働組合としてできること、お互いに協力していけることは何かについて考える機会にしたいと考えております。ご関心のある多くの方々のご参加をお願いいたします。