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母子保健を中心とした地域保健活動と医療支援を実施。診療所や郡病院のスタッフへのトレーニングや妊婦検診の推奨、保健教育などを行うと同時に、医療施設とシステムの機能を高めるため、産科病棟や診療所、機材の支援を行いました。
地域保健とHIV予防啓発を二つの柱として活動を展開。地域保健では、シェアが保健教育をおこない独自に育成した母親グループや慢性疾患患者のサポートのために生まれたケア・ボランティアへの協力に加え、保健省が導入した「公的保健ボランティア制度」確立のための支援を通じ、公的地域保健システムの強化に重点をおいた活動をおこないました。また、HIV予防啓発では、郡内の中学校でピア・エデュケーター(*)の育成が可能となり、彼らを通じて生徒や地域住民のHIV/AIDSに関する知識・意識が向上していくように支援を実施しました。
*ピア・エデュケーション:HIV/AIDSに関する研修を受けた生徒が「ピア・エデュケーター」となって、他の生徒にエイズについての正しい態度や知識を教えるという手法。
シェアは2008年より、国内で最も母子保健状況が厳しい州の一つであるプレイベン州で活動を開始しました。医療施設や人材の不足から、適切な保健サービスへのアクセスが十分でないこの地域では、子どもが予防可能な病気にかかり、重症化してからお金をかけて都市部の病院にかかるという人が少なくありません。このような状況を改善するためには、公的保健施設である「保健センタ」ーが地域保健の要として適切に機能し、異常の早期発見・診断ができるようになることが求められます。
そこでシェアは、子どもの健康増進を目的とした「包括的な乳幼児健診活動」の強化に焦点をあて、保健センターと保健ボランティアが協力して、よりよい保健サービスを地域の人びとに提供できるよう支援しました。
プロジェクトの進捗を報告します。ブログ「青空の下の乳幼児健診、私たちには守りたい命がある」 |
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