活動中
東ティモール
正しい思春期のリプロダクティブヘルスに関する情報提供を
プロジェクトでは学校での性教育を通した生徒へのリプロダクティブヘルス情報の提供と、保健センターによる若年妊婦への適切なケアを促進しています。そのために教員や医療従事者などの地域の保健人材の育成支援を行います。
対象となる4 校の中等・高等学校教員53 名を対象に、リプロダクティブ・ヘルス教育に関する研修を実施しました。本研修には、ディリ県保健局の教育監査官や教育省・保健省の職員もオブザーバーやファシリテーターとして参加し、関係機関との協力体制を構築しました。研修を受けた教員による授業は計29 回実施され、延べ818 名の生徒が保健教育を受講しました。また、各学校の給水設備やトイレの調査を行い、設備の維持・管理方法について提案を行いました。さらに、地域での受け入れ態勢を強化するため、保健センターに所属する医療従事者35 名を対象に、若年層の特性に配慮したリプロダクティブ・ヘルスサービスの提供に関する研修を実施しました。
次年度の活動計画
リプロダクティブ・ヘルス事業は3 年目を迎え、2 年目に開始した教員研修の継続に加え、給水設備やトイレの整備を進めていきます。また、ディリ県メティナロ郡とアタウロ特別県では、学校保健の活動を活発化させるため、新たに学校保健事業を開始します。
活動期間 | 2023年2月~2025年12月 |
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活動目的 |
学校における思春期リプロダクティブヘルス教育と医療施設での思春期対応ケアが普及する |
活動対象者 |
ドン・アレイソ郡の中等・高等学校教員および地域に従事する保健医療従事者 |
活動地域 | ディリ県ドン・アレイソ郡 |
運営体制 |
2名(東京担当1名、現地駐在員1名、現地スタッフ3名、アドバイザー7名) |
予算規模 | 700万円 |
主な支援者・ ドナー・財源 |
医療貢献活動助成金(テルモ生命科学振興財団)、友愛援助(ベルマーク教育助成財団)、皆さまからのご寄付 |