給水設備支援のその後:「ものを大切にする心」を育むには
こんにちは、日本の皆さん!今年の日本の夏は酷暑だそうですね。こちら東ティモールは乾季に入り、朝晩は肌寒く感じる日々が続いています。風邪をひかないようにお互い気を付けましょう。
私たちシェアが活動を行っているディリ県メティナロ郡のサブリ村。ここにあるサブリ小学校では、2022年に給水設備を導入しました。今回はその後の現状をお伝えします😊
給水設備支援の活動についてはこちら▼
学校にもキレイな水を!給水設備支援の活動|シェア=国際保健協力市民の会 (note.com)
サブリ小学校は1962年に設立され、現在286名の生徒が9人の先生のもとで学んでいます。2015年から私たちの学校保健事業に参加し、2022年には給水設備の支援対象校に選ばれました👏
給水設備の譲渡セレモニー後、毎月モニタリングを行っていますが、設備の故障が頻繁に発生しています。学校側で故障箇所を修理しているものの、根本的な解決には至っていないようです…。
原因を探るため、校長先生と話をしました。学校が午後1時に閉まると、周りに仕切りがないために、生徒以外の住民が学校に入り込み勝手に水道を使って壊してしまうそうです。蛇口だけではなく、学校のガラスも割られていたことがあったといいます😭
サブリ小学校はフェンスの設置をリクエストし、2023年2月にその計画が進行しました。フェンスが完成し、故障が減ることを期待しましたが…
2024年6月に再訪した際、設備はまたもや壊れていました。今度は生徒たちが大人数で使用する際に壊してしまったとのことです。校長先生は「補助金で修理する」と言っています。フェンスによって根本的な解決ができたと思っていましたが、今度は別の問題が浮き彫りになりました。
皆さんにがっかりさせてしまったかもしれませんが、持続可能な支援を目指して学校との対話を続けます。今後もフォローアップを続け、先生たちと対話をしながら、学校内での「ものを大切にする心」を育めたら良いなと思います。
皆さんの応援とご支援に感謝しつつ、引き続き現地の活動を続けていきます。
東ティモール事務所 フィールドオフィサー
オクタビオ・コルテ‐レアル
シェアは、いのちを守る人を育てる活動として、保健医療支援活動を現在
東ティモール・カンボジア・日本の3カ国で展開しています。