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(認定)特定非営利活動法人 シェア=国際保健協力市民の会 シェアは、保健医療を中心として国際協力活動を行っている民間団体(NGO)です。

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東ティモールについて

国情報
気候は?子ども達は学校へ行っている?住民は何を食べている?住民の主な仕事は。収入はどのくらい?病院や保健スタッフは足りている?
プロジェクトについて
現地で日本人は何人位働いているの?現地スタッフはどういう人たち?他のNGOの状況は?活動地はどうやって決まったの?危険な目に遭うことはないの?東京のスタッフはどのくらい現地へ行くの?

活動の様子
シェアの活動 > 東ティモール

東ティモール日記(ブログ)


国情報

気候は?

熱帯サバンナ気候(雨季10月〜4月・乾季5月〜9月)



子ども達は学校へ行っている?

ユニセフの世界子供白書によると、小学校に就学する子どもの割合は、男子76%、女子75%です(初等教育純就学率)となっています。
国連開発計画人間開発報告書2002によると、識字率は男女とも43%と言われていますが、都会と農村を比べたとき、都会は82%、農村は37%と格差が見られます。11歳以上の46%が学校教育を受けたことがないと言われています。しかし、現在では学校の復旧も進み、子どもたちは学校に通えるようになりました。



住民は何を食べている?

キャッサバ、タロイモ、とうもろこし、野菜、パン、果物など。塩で味付けした野菜の煮込み料理などがよく食べられています。



住民の主な仕事は。収入はどのくらい?

現在、東ティモール全体での失業率は70%とも80%とも言われています。しかし、多くの住民は農業に携わっており、どこまで"失業"というのかは定かではありません。シェアの活動地のひとつエルメラ県はコーヒーの産地として有名で、東ティモールの国全体の生産量の3分の2を占めるとも言われています。しかし、コーヒーの価格も国際市場の影響を受け、以前の3分の1にも、4分の1にも下がり、人々の生活を圧迫しています。農産物にはキャッサバやとうもろこし、その他多種の野菜やバナナ、柑橘類、グアバ、パパイヤなどの果物もあり、稲作を行っている地域もありますが、コーヒー畑に占められている農地が多いため、コーヒー以外の農産物は家庭菜園程度で、他の県と比較すると少ないです。
収入に関しては、正確な数字はありませんが、GDPは年度でUSドル(約)だそうです。



病院や保健スタッフは足りている?

人口の80%が何らかのヘルスサービスを受けられる施設にアクセスできると言われてはいますが、実際は、平均70分歩かないとたどり着かないのが現状です。
保健スタッフとして特に医者の数が不足しており、現在全国に47名(うち35名は海外から雇用)しかいません。13県で単純に割っても、1件に3?4名しか医師は存在しません。現在、東ティモールには医学部がありませんので、医学生達はみな海外で勉強をしています。彼らが医者として育つまでは約850名の看護師と助産師が医師の代わりができるくらい技術を向上していく必要があります。



プロジェクトについて

現地で日本人は何人位働いているの?

現在、東ティモールでは3名の日本人が働いています。エルメラ事務所、アイレウ事務所に各1名、首都ディリをベースに働いているスタッフが1名です。



現地スタッフはどういう人たち?

活動地のエルメラ、アイレウの両事務所には、それぞれ6?8名の現地スタッフが働いています。日本人のプロジェクト・コーディネーターをアシストするだけでなく、自らヘルス・プロモーターとして経験を積み、研修の講師としても活躍しています。これからの東ティモールを担う貴重な人材となる方たちです



他のNGOの状況は?

東ティモールには沢山のNGOが存在しています。その多くは人権擁護団体です。国際NGOは2000年頃は約100団体が活動していましたが、今はかなり数が減っています。シェアが活動している地域では、シェアの他には、アメリカのPeaceCorpや現地NGO、また国際NGOではWorldVision、CAREなどが活動しています。シェアはこのようなNGOと協力・協調しながらプロジェクトを進めています。



活動地はどうやって決まったの?

1999年の紛争勃発後、10月から11月にかけて現地調査を実施し、支援の必要性と可能性を探りました。年をあけて2000年からは首都にある診療所の支援をしながら、シェア独自でプロジェクトを始められる地域はないか調査をし、当時の国連東ティモール暫定機構(UNTAET)や他の国際NGOと協議をし、他のNGOと重複しないように活動地を決定しました。



危険な目に遭うことはないの?

最近、首都ディリを中心に盗難事件が多発しています。車の窓ガラスを割って貴重品を盗む等のケースが多く報告されています。また、「ニンジャ」という全身黒ずくめの窃盗団も存在しているという噂も流れています。他には、車の事故も増えているので気をつけなければいけません。



東京のスタッフはどのくらい現地に行くの?

様々な分野の専門家を年4〜5回、1週間〜4週間ほど現地に派遣し、事業の質の向上を図り、しっかりした成果が確保できるよう取り組んでいます。またそのほかにも東京事務所のスタッフが適宜現地を訪問し、プロジェクトの進捗状況確認やレビュー・ミーティング(1年間の振り返りと次年度の活動計画立て)などを行っています。

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