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(認定)特定非営利活動法人 シェア=国際保健協力市民の会 シェアは、保健医療を中心として国際協力活動を行っている民間団体(NGO)です。

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2021年の成果と2022年活動計画

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2021年の活動報告・成果

2021年4月から外国人母子の課題解決に集中して取り組む方向へ

2021年も、新型コロナウイルス感染症の流行状況が保健センターの日々の業務を大きく左右しました。主に自治体の保健師と連携して進めているシェアの活動にも影響が出ましたが、影響を予測しながら活動を進めることができました。切れ目ない支援の充実(成果1)、情報発信の強化(成果2)、その他の活動、の実績と成果について報告します。


1. 母子保健通訳ニーズに対応、杉並区でネパール人対象母親学級を開催

4 月に「母子保健通訳相談」窓口を開設し 48 件の通訳に対応しました。対象4 区の保健師等を対象に医療通訳活用研修を実施し(22 名参加)、保健師等の間で医療通訳の必要性への理解が深まっています。ネパール人対象の母親学級を杉並区高円寺保健センターと協働で 2 回開催しました(妊婦 22 名参加)。1日(3 時間)での開催に変更となり講義スライド等を改訂しました。2020 年に実施した妊婦訪問調査 11 件のまとめや母親学級参加者への電話インタビュー、妊婦(ゆりかご)面接時に役立つ資料の評価も行いました。また、22 か国、185 回(74ケース)の様々な相談にも対応、女性普及員1)との勉強会(4 回)やリモートでの妊産婦訪問(2 回)も行いました。


2. 結核通訳派遣事業で大切にしてきた医療通訳調整業務について学会で発表

約15 年にわたり担当した東京都外国人結核患者治療服薬支援員(医療通訳)養成・派遣事業が、3 月で委託終了となりました。第36 回日本国際保健医療学会学術集会で、シェアが担当してきた調整業務の評価について発表(録画配信)し、医療通訳で大切にしてきた点を整理することができました。また、講義・講演、移住連2)医療と生活ネットワーク月例会や省庁交渉にも参加しました。


3. 新型コロナウイルス感染症の情報や診療、検査へのアクセス改善に取り組む

新型コロナウイルス感染症流行下における緊急支援として、みんなの外国人ネットワーク3)に参加し、5 月からコロナ禍における在日外国人への情報提供と診療へのアクセス改善に関する活動を進めています(13 ページ参照)。新型コロナウイルス感染症に係る宿泊療養事業への協力として、医師を51 回派遣しました。また、2006年に設立しシェアと協働でエイズ啓発活動を行ってきたタワン4)は、シェアからの自立に向けて独自で活動を続けてきましたが、3 月でシェアから正式に独立しました。



2022年の活動計画

母子保健通訳活用の促進を加速させ、対象地域の連携強化を



事業運営体制

運営体制

事業スタッフ数:事業担当1名、事業アシスタント2名(3名合計1.95人)、 担当理事2名、アドバイザー1名

予算規模

年間事業費  18,172,663円(2022年度予算)

主要な支援者・ドナー・財源

(特活)WE21ジャパン厚木

(社福)中央共同募金会

東京都新宿区

東京都杉並区

東京都福祉保健局

立正佼成会一食平和基金

プロジェクトの進捗を報告します。ブログ「"いのち"の格差をなくそう、在日外国人保健支援」

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