セミナーの感銘、そして出来ることを探してー東京事務局 インターン挨拶ー
皆さん、こんにちは。2023年度インターンとして4月より受け入れて頂いております大学院修士課程2年の岡田結生子です。
私はこれまで病院や企業で看護師・保健師として働く中で、外国人の方々のケアや面談を行うことはあったのですが、言語の問題もあり、あまり十分な対応ができてこなかったことがずっと心残りでした。また、数年前、技能実習生の受け入れに関わっている組織の代表の方と知り合う機会があったのですが、そこで技能実習生の健康や安全について適切に管理する体制が想像以上に整っていない実態を知りました。
自分に何かできることはないかと数年来のモヤモヤを抱えながら、3月27日に福岡で外国人労働者の健康課題・健康支援についてのセミナーに参加させていただきました。セミナー内容に大変感銘を受け、その取り組みを調べているうちに、リンク先からシェアの活動を知りました。
シェアの活動を拝見しているうちに、私は外国人支援について基本的なことから何も知らなかったことに気づきました。外国人労働者支援を考える前に、まずは国際保健協力、外国人支援とはどういうことなのか、どのような方々がどのように歩まれてきて、現在はどのような活動をされているのか、その思いや実際のお仕事について直接学ばせて頂きたいと強く思いました。
その後、シェアでインターンを募集されていることを知り、その締め切りである3月31日の夜、滑り込みで履歴書を送らせて頂きました。3月27日のセミナー参加から3月31日のインターン申し込みまでわずか5日足らずの不思議なご縁でした。
シェアは、今年40周年を迎えます!このような節目にインターンをさせて頂けることを大変嬉しく思います。
1983年夏の暑い日、新宿の喫茶店に青年海外協力隊・カンボジア難民援助の経験者等が集まりシェアの活動が始まりました。それから40年、Health for Allの理念の下、世界中で”いのちを守る人を育てる”活動を続けています。プライマリ・ヘルス・ケアの考えに基づき、現地の資源、組織を活用し、シェアの活動終了後も住民自身が対等で自立した活動、組織運営を継続できるよう「人づくりの支援」を行っていることがシェアの大きな特徴です。
シェアでのインターンを通して、持続的な国際保健協力とは何か、プライマリ・ヘルス・ケアとは何か、自分なりにしっかりと考えながら学んでいけたらと思います。これからどうぞよろしくお願い致します。
オフィスにて、シェーちゃん・アーちゃんと
※5月27日(土)在日外国人支援事業 講演会2023「外国人母子を支える現場から Ⅱ~母親・両親学級を始めて見えてきたこと~」が開催されます。
詳しくは下記のリンクでお確かめください。
▶ https://share.or.jp/share/news/2023_jp_lecture.html
文責:シェア東京事務局インターン 岡田結生子
シェアは、いのちを守る人を育てる活動として、保健医療支援活動を現在
東ティモール・カンボジア・日本の3カ国で展開しています。