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2023年度報告「東ティモール事業」①

母子保健サービス活性化プロジェクト

東ティモール事業

2023年度報告「東ティモール事業」①

2023年度の報告/成果

カウンターパートによる活動の定着に向けた関わりを継続


実践力も大切にした保健ボランティア研修

「母子保健サービス活性化事業」は2年目を迎えました。保健ボランティアや教員による住民への保健情報の提供促進や地域の保健医療従事者のサービス提供能力の向上、保健医療サービスの管理体制の向上を目指し、現地のカウンターパートが自主的に活動をできるように継続性を大切にした活動を進めています。2023年は2回の保健ボランティア研修を実施し、45名が妊娠期の保健情報を地域に広めるための知識と技術を深めました。研修後は村長らと協力して住民を集め、母子保健知識の普及に努めています。また21名の教員を対象に保健教育実践研修を行い、学校での感染症予防の授業を促進しました。授業後にデング熱を媒介する蚊を減らす対策の実践などの行動変容が、学校に限らず地域まで波及して見られる地区もありました。2022年に引き続き保健医療従事者への分娩介助研修に8名が受講しました。この研修は、座学、演習、そして実習を組み合わせた総合的な内容で修了後の実践に結び付く構成です。参加者は研修で技術と自信を身につけ、ヘルスポストでの分娩介助を開始するなど、それまで機能していなかった母子保健サービスが拡充されています。また保健センターやヘルスポストには母子保健サービス提供に必要な医療器材の提供も行い、同時に維持管理のオリエンテーションも実施しました。保健局による保健センターのモニタリングと各保健センターによる管轄ヘルスポストのモニタリングなどにより管理体制の改善も促しています。

Donation

シェアは、いのちを守る人を育てる活動として、保健医療支援活動を現在
東ティモール・カンボジア・日本の3カ国で展開しています。