【東ティモール事業ブログ】東ティモールでスタディツアーを迎えて ~現地スタッフの目線から~
お久しぶりです、ジョシオです!🙌 最近、日本では「スマホは1日2時間以内に📱」という話題が注目を集めていますね。夏休みが明け、デジタルとの付き合い方を考える時期でもありますね…。私たちはデジタルが入って久しいので、1日2時間以内なんてできない気がします…。笑😅
さて、8月18日~23日にかけて東ティモールでスタディツアー✈️が開催されました。今回は現地スタッフとして参加した私がその様子をお伝えします。
今回のスタディツアーの目的は、私たちが支援しているアタウロ島(私とアラオの生まれ育った場所🏝️)の人々の健康や暮らしのリアルを知ってもらうことでした。そのために、私たち職員は保健センターや学校🏫、村のリーダー、保健ボランティアと会って交流できるよう、事前に日程を調整しました。
私たちの一番の願いは「日本からの参加者が安全に来て、無事に帰れること」🙏でした。スタディツアーが始まる前、地域住民との交流会を企画して地域の人や生徒たちがきちんと参加してくれるかどうか不安でした。普段から約束しても当日来ないこともあるからです。けれど同時に、とても楽しみでもありました。
ツアーでは住民の健康診断(体重・身長・血圧の測定💓)が予定されていて、日本の方々と交流しながら住民が自分の健康を知る機会になると期待していました。
ツアーが始まると、健康診断や家庭訪問、先生や住民との交流など、充実した日々が続きました。日本の参加者はとても熱心で、私たちの活動に深い関心を持ってくださいました。✨
心に残っているのは、日本の方々が年齢やご家族について話すときの様子です。そうした話題になると、少し控えめな印象を受け、「どうしてだろう?」と興味を持ちました。私たちの文化では、年齢や結婚について気軽に話すことが多いため、日本との違いが新鮮に感じられました。
日本の方々と話してる中で、興味深く感じたことが2つあります。
① 結婚に対する考え方の違い💍
日本では、結婚や子どものことについて話す際に、個人の価値観やライフスタイルを尊重する傾向があるように感じました。たとえば、「結婚は必ずしも人生の中心ではない」と考える方もいて、子どもの性別についてもあまりこだわらない様子が印象的でした。
東ティモールでは、結婚は家族や血縁をつなぐ大切なものとされているため、こうした違いに驚きつつも、文化の多様性を改めて感じました。
② 年齢の捉え方の違い⏳
東ティモールでは、年齢を重ねると畑や家で静かに過ごすものですが、日本からの参加者はお年を召され白髪になっても元気に生徒たちと交流し、一緒に楽しんでいました。その姿に驚き、同時にとても感動しました。
日本からの参加者の皆さんはとても柔軟で、年齢や立場に関係なくすぐに周りと打ち解けていました。まるで昔からの家族のように感じられる瞬間もあり、彼らの姿勢から「人と人がつながる」ということの大切さを改めて学びました。
村人たちは、日本から遠路はるばる来てくださった参加者に驚き、心から喜んでいました。特に、かぼちゃやとうもろこし🌽といった地元の食べ物を一緒に食べてくださったことに親しみを感じていました。「日本からの人たちが自分たちの村を優先して訪れてくれる」――そのことが、村の人たちにとって誇りであり、大きな励ましにもなったと思います。
健康診断の際には「次は歯の治療に来て欲しい🦷」といった声や、学校訪問時には「私たちが支援を必要としていることを伝えて欲しい」という願いも聞かれました。
今回のスタディツアーは、日本と東ティモールの文化を結びつける貴重な機会でした。参加者が直接現地を訪れ、暮らしや地域の状況を知っていただけたことは大きな意味があります。次回があれば、もっと多くの地域を訪れ、健康診断や学校訪問を続けたいと思います。この経験は、参加者だけでなく、私たち現地スタッフや村人にとっても大きな学びと喜びになりました。✨
日本の人たちと東ティモールの人たちが、年齢や文化の違いを超えて心を通わせたこの経験は、私にとって宝物です💎。もし機会があれば、ぜひ皆さんも私たちの村を訪れてください。写真だけでは伝わらない笑顔😊と温かさ🤗が、きっと待っています。
皆さんも是非いらしてくださいね!
東ティモール事務所職員
ジョシオ・ソアレス(Josio)
フィールドオフィサー