【東ティモール事業ブログ】母子保健の舞台裏 いのちを守る仕組みづくり
ロジーニャです🌺
私は、シェアのスタッフとして東ティモールの僻地であるアタウロ島とディリ県メティナロ郡で、2022年から母子保健や妊婦健診の促進、出産支援の活動に取り組んできました👶🩺
活動の中心は、保健センター(SSK)と、その下にある地域の診療所(HP)の連携を強化し、母と子のいのちを守る仕組みを整えることでした🤝💡
この「HAKBESIK」というプロジェクトは、母と子の健康(母子保健)を守るために、東ティモールの地域で3年間取り組んできた活動です🏥🌍
主なテーマは、妊婦健診や出産の支援、そして医療の現場での仕組みづくり👩⚕️👶
なかでも私は、保健センターと地域の診療所がうまく連携して、質の高い医療が届く仕組みづくりを担当しました📊🛠️
数字で見える成果もありますが、もっと大切にしたいのは、現場で起きた「小さな変化」です💬🌟
今回はそのお話を中心にお伝えします📝😊
<事業全体会議で活動の結果報告をおこなう私>
プロジェクトを通して一番印象に残っているのは、メティナロ郡の保健センターに小さな委員会を立ち上げたことです📍👥
この委員会には、保健センター長やプログラム責任者など8人が参加しており、メンバーらが保健センターの管轄する診療所へ調査にでかけます🔍🗺️
見つかった課題を解決するための話し合いを何度も行いました🗣️💬
<委員会での話し合いは小さな会議室(センター長室)で>
たとえば、
診療所にワクチンが足りないと分かれば、調達方法を決める💉🚚
診療所の記録(妊婦健診、ワクチン在庫表)が整っていなければ、その場で指導する📋✅
移動診療所の活動場所が不便なら、「じゃあ、場所を変えよう」とすぐに動く🚐📍
こうして2年目から3年目にかけて、28もの課題をこの委員会で解決しました🌈💪
<メンバーによる診療所訪問。課題の確認をします。(右はジョアニニャさん)>
診療所で働く医療従事者のジョアニニャさんが、委員会があることで自分は組織に守られていると感じたと語ってくれたのを今でも思い出します💬🧡
診療所に不足していたワクチンが届いたことで、赤ちゃんを抱えたお母さんが安心した顔を見せてくれたそうです👩🍼😊
委員会の活動によって母子保健サービスが確実に母子に届く。それを感じることができました🌟💖
プロジェクトが終わったあとも、わたしはこの母子保健の取り組みを続けていきたいと思っています🌍👶
今は、新たな地域であるマヌファヒ県に活動を広げる準備をしています🗺️🚀
HAKBESIKでの経験は、母子保健の知識や行動を変える力があることを教えてくれました📚✨
仕組みや環境を整えることで妊婦さんが安心して健診に行けるようになり、出産を病院で受けられるようになり、その後のケアもしっかり受けられるようになる🏥👶
そして、それを支える医療従事者の母子保健サービスを提供する力―知識、スキル、そして自信も、このプロジェクトを通して大きく伸びました📈💪
<診療所で質の良いサービスが受けられるように>
マヌファヒ県では、まず保健センターとの関係づくりから始める予定です🤝🔰不安もありますが、これまでの経験を糧に頑張ります🔥💼
最後に、日本の皆さんにお願いがあります🙏
わたしたちはこれからも、母と子のいのちを守るために活動を続けていきます👩👧❤️
けれどその道のりは簡単ではなく、予算や設備、交通手段の課題も多く残っています💸🚗
どうか、引き続きSHAREを応援してください📣💖
SNSでシェアしてもらえるだけでも、大きな応援になります📱✨
皆さまの温かい支援は、わたしたちの勇気となり、東ティモールの僻地の中に希望を灯す力になります🌏🕯️
本当にありがとうございます。そして、これからもよろしくお願いします💐🌟
東ティモール事務所
ロジーニャ・デ・ジェズス・ソアレス
プロジェクトマネージャー