【ブログ】毎日歯を磨かなきゃ!~インターナショナルスクールで歯と身体の衛生セミナーを開催~
こんにちは!在日外国人支援事業を担当している山本裕子です。
シェアは、女性普及員(Female Health Promoterと呼んでいるネパール人保健ボランティア)と一緒にネパール人の母と子の健康のために様々な活動を行っています。
今回は、2月28日(土)に女性普及員が働いている、エベレスト・インターナショナルスクール・ジャパンの荻窪校で、東京都歯科衛生士会にもご協力いただいて開催しました、歯と身体の衛生セミナーについて報告したいと思います。
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2024年8月に女性普及員との活動の1つとして、中野区のネパール人が100世帯以上住んでいる集合住宅の住民を対象に、中野区の歯科衛生士さんや保健師さんに協力してもらい健康セミナーを行いました。その時、歯磨きの必要性や磨き方などを教えてもらい、その評判がとても良かったことから、自分たちの働く学校の子どもたちにも伝えたいと、女性普及員から話があり、今回の開催に至りました。
また、女性普及員の要望で、身体の衛生についての話もしましたが、今日は、歯の衛生のパートについて紹介します。
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午前の部(6~10年生対象)では、41名の生徒が参加しました。染め出し液を使って歯垢を染めた後、鏡でその染まった部分を自分で確認して、赤ペンで記録用紙に書きだしていきました。恥ずかしそうにしながら、自分の染まった歯を鏡で見て書いている姿がほほえましかったです。

午後の部(1~5年生とその保護者対象)では、児童だけで64名が参加しました。保護者も40名ぐらいは参加されていた印象でした。児童向けには、健康の歯が虫歯になるまでのネズミの物語を紙芝居のような形式で話があり、子どもたちがみんな世界に引き込まれていました。
そのあと、1日に摂っていい砂糖の量は、スティックシュガー6本ぐらいまでという話がありました。チョコレートやお菓子、飲み物に入っている砂糖の本数を聞くたびに、声出しながら表情豊かに本数の多さへの驚きを表していた子どもたちが何人もいて、その姿を見ながら、今日は開催してよかったと思いました。

歯科衛生士さんの指示に沿って、歯を順番に磨いていく場面では、午前の部も午後の部も、子どもたちはパタッと静かになり集中して磨き始めました。どちらの回も、子どもたちが、上手に歯垢を染めることができていたこと、歯磨きも指示を聞いて磨けていたことに、実施した歯科衛生士さんもとても喜ばれていました。

また、1-5年生の子どもたちの中には、大人用サイズの歯ブラシを持ってきている子が結構いました。赤く染まった歯垢を取り除きたくて、一生懸命磨いても、小さい歯にはうまくフィットせず、きれいにならない子がいました。歯科衛生士さんが予備の子供用の歯ブラシを渡すときれいに磨くことができました。磨き方だけでなく、子の年齢にあった歯ブラシを選ぶことの大切さを改めて実感できました。
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参加した子どもたちからは、“歯を毎日磨く必要があることを学んだ”、チョコレートやキャンディーなど、“甘いものはあまり食べてはいけないことが分かった”、“歯の磨き方を教えてもらった”、という感想が多く聞かれました。夜磨かないといけない、食べたら磨く、というような感想よりも“毎日磨く”という書き方が多い印象であり、毎日磨くという習慣自体がこれまでなかったのかもしれない、と感じました。

今回は、会場が学校だったということもあり、歯垢を染めたあと歯を磨いてきれいにするところまで体験することができました。子どもたちにとっては、体験型だったこと、対象年齢に合わせた内容構成になっていたことなどから、楽しみながら、伝えたいメッセージが伝わっていたように感じました。改めて、体験や参加をしながら学ぶことの大切さを実感しました。参加人数が多すぎて、細かくフォローができなかった部分はありますが、歯を毎日きれいにする必要性や、磨き方、食べ物にも気を付けるなどのメッセージは伝わったと感じました。
女性普及員からは、今後もこのような会を設けていきたい、という話がありました。今回のセミナーをきっかけに、歯科や身体の衛生についての学びの機会が、学校としてもできていくと良いなと感じています。
※この活動は、2025年度立正佼成会一食平和基金の助成、そしてWE21ジャパン厚木の助成などの支援を受けて実施しました。

東京事務所 在日外国人支援事業担当
藤野こころ