【ブログ】歯ブラシのご寄贈と口腔ケア研修のご報告
チョムリアップスオ(こんにちは)!
カンボジア事務所のネローです。
2026年2月13日と20日の2日間、オーラルケア様より歯ブラシをご寄贈いただきました。あわせて私たちシェアスタッフに口腔ケアに関するオンライントレーニングを実施していただきました。
歯ブラシという日々の生活に欠かせない物資に加え、専門的な知識や技術まで共有していただけたことは、私たちにとって大きな支えとなりました。
カンボジアの口腔環境
カンボジアでは、むし歯や歯周病が身近な健康課題となっています。
歯科医療へのアクセスが限られている地域も多く、特に地方では歯科医の不足や治療費の負担が受診の壁になっています。また、家庭によっては十分な歯ブラシをそろえることが難しい場合もあります。
さらに、学校や職場の周辺では甘いお菓子や清涼飲料水が日常的に販売されており、砂糖をとりやすい環境にあることも、むし歯のリスクを高めています。
研修で学んだこと
研修では、むし歯や歯周病がどのように起こるのかを基礎から学びました。
口の中の細菌が出す酸や毒素によって歯や歯ぐきが少しずつ傷ついていくこと、そして予防の積み重ねが何より大切であることを改めて確認しました。
予防のポイントとして共有されたのは、次の内容です。
・食事の回数に気をつける (だらだら食べない)
・よく噛んで唾液の分泌を促す
・磨き残しをしない
・歯を磨くタイミングは、夜寝る前と食後
歯みがきは、歯と歯ぐきの境目に約45度の角度で歯ブラシを当て、小刻みにやさしく、磨かない場所がないように、順番を決めておくことが大切だと学びました。
スタッフからは「まず自分たちが正しく理解し、伝えられるようになりたい」という声も上がり、実践を交えながら理解を深めました。
避難民の方々への歯ブラシ配布
カンボジア―タイ国境紛争の影響により、国内では避難を余儀なくされている方々がいます。シェアは1月より緊急支援を行っています。
2026年2月26日には、チェープ郡のパゴダに避難している396世帯へ支援物資を配布しました。その際、オーラルケア様よりご寄付いただいた歯ブラシを、1世帯あたり3本ずつお渡ししました。

配布の場で「歯のトラブルはありますか」と尋ねると、ほとんどの方が「ある」と答えました。一方で、日常的に歯みがきをしている方は多くない様子でした。
シェアスタッフが口腔ケアのポイントを説明すると、皆さん真剣な表情で耳を傾けていました。歯ブラシを手に取りながら確認する姿も見られました。

シェアは、こうした一つひとつの取り組みを通じて、子どもから大人まで、一人ひとりの健康な歯を守る活動をこれからも続けていきます。