【ブログ】東京事務所カンボジア事業担当:近藤よりご挨拶
みなさんこんにちは!今年5月より、シェア東京事務所の海外事業担当(カンボジア事業担当)の近藤光(こんどうあきら)です。
前任者の有満麻理さんから事業を引き継いで、早半年が過ぎていました。皆さまへのご紹介が遅くなり申し訳ありません。
私はシェアに入る前までは様々な国際協力に関わってきました。青年海外協力隊員でガーナとウガンダに赴任、その後はODAのコンサルタント案件の業務調整員としてアフガニスタンとウガンダの業務に関わりました。その後児童労働問題に取り組むNGOで10年間ガーナのプロジェクトマネージャを務めました。
私がシェアの職員となったのには理由があります。実はその10年間勤めていたNGOの時から、児童労働の問題をはじめとしたさまざまな貧困や搾取の問題の背景には健康や保健医療の問題が関係しているのではと漠然と考えていました。
そんな中、2020年にコロナ(COVID19)パンデミックが発生、そして時を同じくして、両親の介護と向き合うことになりました。2022年末に私は10年間働いたNGOをやめた後は、日々親の介護に追われることとなりましたが、介護や保健に関するの行政手続きをするにつれて、日本の保健医療制度、そして世界の保健医療問題について考える機会が増えてきました。状況が一段落つき再びフルタイムの仕事ができるようになったタイミングで、シェアの募集を目にしました。次はぜひ保健に関わる国際協力に携わりたいと考えていた自分にとって、千載一遇のチャンスと感じ、幸運にも採用していただきました。
今はカンボジア事業の担当として、日々勉強しながら業務にあたっています。日本では様々な支援者やドナーとの調整、クラウドファンディングなどの資金調達、そして現地業務のサポートに取り組んでおります。
私が今関心を寄せていることの一つが、ユニバーサルヘルスカバレッジ(UHC)です。医療格差をなくし、すべての人々が負担可能な範囲内で適切な医療を受けられる状態のことを指します。私が過去に滞在したことがある国々でも、思わぬ病気やけがで医療費の出費がかさんだ結果、貧困が深刻するケースを目の当たりにしました。すべての人々が安心して医療を受けられる状態であってこそ、人々の安全が、地域の平和が保たれた世界が実現すると考えています。
シェアは現在UHCキャンペーンを行っています。すべての人々が適切な医療を受けられる世界の実現のために、私も頑張りたいと思います!

日本の国際保健協力の先駆け的存在、野口英世のパネルとともに