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【カンボジア事業ブログ】事業の成果をどう測る?~コミュニティにおける子どもの栄養状態改善事業のコミュニティ調査~

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【カンボジア事業ブログ】事業の成果をどう測る?~コミュニティにおける子どもの栄養状態改善事業のコミュニティ調査~

こんにちは、シェアカンボジア事務所プロジェクトマネージャーの菅原です。

今日は雨季真っただ中のカンボジアからコミュニティ調査についてのお話です。

シェアカンボジアは事業成果を測る方法の1つとして、事業開始前後でコミュニティ調査を行い結果を比較しています。事業開始前に実施するものを「ベースライン」、事業終了時の調査を「エンドライン」と表現します。今年は、事業介入2年が経過したプレアビヒア州の2つの郡を対象にエンドライン調査を実施しました。調査の方法は、質問紙調査です。質問内容は身体計測や観察項目も含まれます。質問紙といっても紙媒体ではなく、調査内容を携帯やタブレット端末で使用可能なデータプラットフォームを活用します。調査チームはシェアカンボジアのスタッフの2チームで構成されています。各チームはそれぞれの車両に乳幼児と大人用の体重計と身長測定器を積んで家々を訪問します。

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家庭訪問の様子

調査のターゲットは5歳以下の子どもの養育者と妊婦さんで、あらかじめ村の保健ボランティアさんが提供してくれたリストから約290名を無作為に選びました。調査地域は9割以上の家庭が農業従事しているので、日中は農作業に出かけて不在となることが予測されます。そこで、各チームは保健ボランティアさんと連絡を取りながら選ばれた養育者や妊婦さんを訪問します。季節は雨季、ちょうど田植えの時期と重なったこともあり、夕方にならないと戻らない方々も多く1チームが1日に4人しか調査できない日もありました。そのため6月中旬から開始したエンドライン調査は終了までに約1か月を要しました。

タブレット端末を活用して聞き取りデータを保存する

現在、収集したデータをもとに子どもの栄養状態(年齢と身長、体重測定結果から算出)、養育者の栄養状態(BMI)、子どもの栄養摂取内容、養育者・妊婦の知識、衛生状態などに分けて分析を進めており、後日報告書としてまとめる予定です。

カンボジア事務所
プロジェクトマネージャー 菅原

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