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子どもの栄養改善事業 第2フェーズについてご報告

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子どもの栄養改善事業 第2フェーズについてご報告

こんにちは。インターン生の今泉です。7月になってから、猛暑が続いています。みなさん体調に気を付けてお過ごしください!

さて、今月のカンボジアブログは、カンボジア事務所プログラムオフィサーのコンティアからご報告いたします。

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離乳食教室の研修を指導するコンティア

みなさん、こんにちは。
私の名前はChieb Kontheaで、SHAREカンボジア事務所でプログラムオフィサーを務めています。2018年11月からシェアで働いています。現在、シェアでは第2フェーズとなる『コミュニティにおける子どもの栄養改善プロジェクト』を実施しており、今回は私の日々の業務とプロジェクトの進捗、さらに今後の目標と課題についてお話しさせていただきます。

主な業務

専門家と協力して研修やワークショップを企画・実施して、カウンターパートの技術や知識を高める業務に従事しています。また、プログラムアシスタントの報告を確認・修正し、上長に提出しています。活動計画の進行状況を監督し、四半期ごとにプロジェクト活動を評価し、振り返りと計画(R&P)を準備しています。また、アウトリーチ活動をサポートするチームやカウンターパートと連携しています。他にも、郡/コミューン女性子ども委員会、保健センター管理委員会、テクニカルワーキンググループなどの会議に参加することで、コミュニティにある問題を理解し、これからの活動を事前に検討する責任もあります。

SHAREとカウンターパートの連携

第2フェーズでは、25のコミューン、4つの地区、12の保健センターを対象に活動しています。現在、チェープ郡とチェイサエン郡の2つの地域で活動しています。女性子ども委員は、子どもの健康増進活動のための年間予算と計画を持っており、コミュニティのために一生懸命取り組んでいます。SHAREは、彼女たちが自信を持ってその役割を果たし、活動を実施できるようにワークショップやトレーニングを提供し、能力を向上させる支援をしています。

事業の進捗報告

各村で定期的な乳幼児健診と離乳食教室が始まっています。女性子ども委員、保健ボランティア、保健センタースタッフが子どもの体重と身長を測定し、栄養状態を評価し、養育者に適切な栄養についてのアドバイスをしています。保健ボランティアは、必要に応じて子供を保健センターにつなげます。女性子ども委員と保健ボランティアは、子どもの病気予防などの健康教育も提供しています。衛生指導も重要で、女性子ども委員は養育者を対象とした『取り分け離乳食(JOTC)教室』(注)を実施する調理過程で、食品衛生についても指導しています。ここでは保健センタースタッフも子供にワクチン接種やビタミンAを提供しています。

(注)取り分け離乳食(Just One Time Cooking, JOTC)は、大人用の食事から同じ食材を取り分けたり、調味料を入れる前に取り分けて作る離乳食で、シェアではプレアビヒア州の地元食材や食文化を取り入れたレシピ本を作成しました。



女性子ども委員を対象とした研修で指導をするコンティア



コミュニティで見えてきた変化そして今後の計画

活動中を行っていく中で、養育者が自宅でJOTCを実践する姿が見られるようになったり、子どもの乳幼児健診に定期的に参加する養育者も増えています。SHAREが提供した研修後、女性子ども委員が子どもの健康増進活動を実施するための予算を獲得し、保健ボランティアや保健センターと連携して活動を実施できるよう、日々活動しています。コミュニティにおいて、持続的に子どもの健康促進活動ができるようになることが目標です。女性子ども委員が十分に力を発揮し、コミューンのリーダーと意見交換ができるようになることを目指しています。農村部の人々の知識が向上し、養育者が子どものために適切な栄養食を準備できるようになることを期待しています。私自身は女性子ども委員強が力をつけていくための戦略が不足していると感じています。そのため、彼ら・彼女らがコミューンのリーダーや事務員と話し合えるような方法を模索しているところです。


カウンターパートとの集合写真

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以上となります。このようにコンティアは毎日、プレアビヒアの子どもと養育者の健康のために切磋琢磨しながら日々仕事に励んでいます。日本から彼女たちを応援し、インターン生として私にできることは何か日々考えています。

カンボジアスタディツアーについて(再掲)

最後に、申し込み締め切りが近づいてきましたスタディツアーについてお知らせです。
2024年8月19日(月)~24日(土)に、カンボジアスタディツアーを実施します。 このツアーでは、州病院、保健センターの訪問、乳幼児健診、離乳食教室の見学をし、カンボジアの母親や子どもたちの健康を守るための活動に触れ、現地の課題や取り組みについて学ぶことができます。村に実際に足を運ぶことで、乳幼児健診における子どもたちの課題や、どのように養育者たちが離乳食の作り方を学び、実践しているのかを感じることができます。
さらに、アンコールワットをはじめとするカンボジアの文化や歴史も堪能できる充実したツアーとなっています。
このツアーは、カンボジアの母子保健や国際協力に興味ある方におすすめです。学生の方、語学に自信がない方、保健医療の分野で働いた経験がない方も大歓迎です!

この夏、カンボジアの母子保健の現状を知り、国際協力について学んでみませんか?
詳細、お申し込みは以下のページからお願い致します。

東京事務所 カンボジア事業
インターン 今泉

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