新事業のキックオフミーティングを4郡で展開中
皆さんこんにちは!カンボジア事業担当の佐久間です。
シェアでは、先月から「コミュニティにおける子どもの栄養改善プロジェクト」がスタートし、先週から対象地域となる各4郡でキックオフミーティングを展開しています。今回のキックオフミーティングの時期に合わせて、約半年ぶりとなる出張に来ています。日本でも先月から水際対策が完全撤廃されてからは初めてで、証明書が本当になくて大丈夫か心配になりつつも、通常通りの海外渡航がようやく戻ってきた感じでした。
今回のプロジェクトでは、“コミュニティ”を主体にもってきたかたちでの活動実施を大切にしており、州郡政府、女性子ども委員会といった自治体のメンバーとともに、州保健局、各保健センタースタッフ、保健ボランティアといった一緒に活動を推進していくメンバーが一堂に集まりました。
【写真1: クーレーン郡でのキックオフミーティングの参加者の様子】
また、後半のセッションでは、シェアのローカルスタッフによるプレゼンテーションを行い、シェアカンボジアでの歴史や前事業の成果とこれから始まるプロジェクトの活動の概要について説明を行いました。特に、前回から引き続き活動を行っていくサンコムトマイ郡においては、各集合村(コミューン)レベルにおいて、成果や改善が見られたコミューンの体験や課題についても共有がされました。
【写真2:シェアのローカルスタッフによるプレゼンテーション】
州保健局や郡政府関係者もミーティングに参加し、スピーチをしていただく中で、州郡レベルの関係者が、栄養教育や子どものケアの活動の重要性を強調してくださったり、「自分たちが主体となってプロジェクトを推進していく」という現地のオーナーシップを促すような発言もあり、とっても心強く感じています。
ここから、5年間のプロジェクトが本当に現地の子どもたちや妊産婦の皆さんにとって実りのあるものになるように、参加者の皆さんの期待に応えられるように、より一層頑張っていきたいと思います。引き続き、カンボジア事業の応援をよろしくお願いいたします。
シェアは、いのちを守る人を育てる活動として、保健医療支援活動を現在
東ティモール・カンボジア・日本の3カ国で展開しています。