「コミュニティにおける子どもの栄養改善プロジェクト」スタート!
皆さんこんにちは。カンボジア事務所の溝口です。
さて、カンボジアでは4月4日からJICA草の根パートナー事業がスタートしました。プロジェクト名は「コミュニティにおける子どもの栄養改善プロジェクト」です。前事業と同じプレアビヒア州で5年間をかけて4郡と、これまでよりも拡大した対象地域で活動をしていきます。
プロジェクトには大きく分けて3つの柱があります。
➀自治体が主体となった予算作成も含めた子どもの健康増進活動の計画・運営・実施能力の強化
➁妊産婦・養育者が適切な子どもの栄養行動が取れるための子どもの健康増進活動の推進
➂重度の低体重の治療・改善
です。
【写真1: 昨年9月に実施した新地域チェブ郡での顔合わせの様子】
前事業での経験を活かしながら、事業の初期から女性子ども委員が子どもの健康増進活動を推進できるように後方支援をしていきます。また、前事業で課題の一つとしてあげられている重度の低体重児の改善について、前事業から活動をしているサンコムトマイ郡を対象として取り組んでいきます。
プロジェクトが開始され、これから対象地域でカウンターパートと共にプロジェクトの開始となるキックオフ会議や、それぞれの郡やコミューンの組織情報を収集するためのインタビューを行なっていきます。また、夏頃には活動実施前の指標を取るベースライン調査の実施が予定されています。
これから沢山の活動が始まる前に、まずはクメール正月がやってきます。カンボジア事務所では今年もお坊さんを事務所へお招きし、スタッフの健康やプロジェクトの成功を祈願しました。
【写真2: 今年も事務所にお坊さんをお迎えしました】
お正月が明けると対象地域での活動が本格化していきます。新たに事業に加わるプログラムアシスタントの採用も控えています。
スタッフ一同、力を合わせて頑張っていきます!
今後も応援してくださると幸いです。
シェアは、いのちを守る人を育てる活動として、保健医療支援活動を現在
東ティモール・カンボジア・日本の3カ国で展開しています。