FromTokyo 小学生へ伝えたメッセージ~学びのキャンパス授業編~
こんにちは。東京事務所の坂下です。この季節になるとシェア事務所近くの上野公園のイチョウ並木も黄金に色づきとても美しいです。
自然ゆたかな上野公園のそばに、創設147年の忍岡小学校はあり、先日シェア代表理事の本田 徹が6年生にむけて授業をさせて頂きました。今日はシェアの出前授業の一部をご紹介させて頂きます。
本田は、NHKの人気番組「プロフェッショナル仕事の流儀」でかつて取材をしていただいたことがあります。この日は「プロフェッショナル仕事の流儀出演医師 本田徹に学ぶ 仕事の選択」というお題で授業をしました。
これまで本田は勤務医として病院に勤めるかたわら、NGOの一員として途上国に行ったり、台東区山谷地区でNPO三友会の医療ボランティア活動をしたり、今は福島県飯舘村に移住して限界集落の地域医療に携わっています。 小学生にむけて将来の仕事や地域との関わり方、互いに支えあう精神など次々と話は繰り広げられました。
その一部をみてみると。。。
幼い弟の死から医者を志すようになったこと、コロナウィルスと感染状況、世界の共通課題解決のSDGsの取組み、福島県で起こった東日本大震災と原発事故についてなどなど。
この原発事故の放射能の影響を受けた同年代の子どもたちの話に、6年生の子ども達の表情も真剣でした。お気づきの方もいるかもしれませんが、東日本大震災の前後に生まれたのが今の小学6年生なのです。
寄生虫がどうやって体に入りこむかを劇で伝えるシェア東ティモールの活動
また、シェアの活動する途上国の話では、風邪や肺炎など予防可能な病気で亡くなる子ども達が紹介されたり、マラリアなどを媒体するハマダラ蚊や寄生虫にも触れますが、グロテスクな寄生虫の写真に、子ども達は顔をくずして興味津々の様子を見せていました。
日本にも世界にもさまざまな問題があること、それらを解決したいと思う人たちが地道に働き続けていることなど、思いのぎゅっと詰まった授業でした。
書籍「医者のいないところで」から
この日であった6年生の子ども達が、これから自分の歩んでいく未来を選ぶとき、今日の本田のお話が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
シェアは、国際協力NGOとして活動から得た知識や経験を地域に役だてられるよう出前授業を行っています。 ご興味のある方はぜひシェア事務所までお問合せください。
【お問合せ info@share.or.jp(担当 坂下)】
シェア 坂下 有起
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シェアは、いのちを守る人を育てる活動として、保健医療支援活動を現在
東ティモール・カンボジア・日本の3カ国で展開しています。