HOME > シェアが賛同すること > パレスチナ・ガザ地区における武力行為の即時停止を求める声明
昨年末に始まったガザ地区におけるパレスチナとイスラエルの武力衝突は、日に日に激しさを増しています。特に、イスラエルによる空爆とその後の戦車や重火器による地上戦は大規模な戦闘に発展し、子どもや女性を含む民間人にも大勢の犠牲者が出ています。
私たち、国際協力に携わる日本のNGOは、世界中で多くの人々がこのような非人道的な行為に反対しているにもかかわらず、戦闘が続いていることに強い憤りを感じます。これ以上の犠牲者を出さないために、武力紛争のすべての当事者に対して、即刻戦闘を停止することを強く要求します。
そして、人道援助に関わる全ての組織が、戦闘によって負傷した人々の救援や、危険地域に取り残された人々に対する食糧や水、燃料の配給など緊急支援活動を実施できるように、安全が確保されることを要求します。
また、今回の武力行為の背景には、イスラエル軍によるガザの経済封鎖、国境の往来禁止が年余に渡って続き、ガザ市民の生活が圧迫され、医療、福祉、教育などの社会サービスが許しがたいほど劣悪な状況に追い込まれていることがあります。したがって、ガザの封鎖を早急に解くことが必要不可欠です。
最後に、あらゆる問題の解決にあたって、武力によらず話し合いによって解決することを強く求めます。
2009年1月7日
特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC) 理事会
※JANIC理事会として発表。シェアの本田と山口が原案を起草
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