2006年より、東京都と連携して外国人結核患者のために通訳を派遣しています。この活動で関わった多くのケースから、"もう少し早く病院に受診できていれば、軽い症状で済み、入院することなく治療ができたのに"と感じました。また、日本の結核治療環境を知らず、"高い治療費がかかると思っていた"という声も耳にしました。結核治療は、ほぼ無料で治療ができることを伝えること、そして、結核を発症しても言葉の心配が要らないことを伝えることで、早期受診につながります。
2013年4月より、平成25年度日本郵便の年賀寄付金の助成を受けて、「外国人のための結核啓発」を開始し、タガログ語、ネパール語、タイ語の結核啓発パンフレット、ポスターを作成しました。作成には、通訳として外国人結核患者さんとたくさん関わってきた方々にご協力をいただき、患者さんの目線に近いパンフレットができました。

<活動内容>
3言語の結核パンフレット、ポスター作成
ネパール、フィリピン、タイコミュニティへのアウトリーチ
無料出張健康相談会における結核パンフレット配布、啓発
※2014年3月で助成終了予定