1999年8月30日、東ティモールの人々は「独立」を選びました。しかし、喜びも束の間、独立反対派の民兵等によって学校や診療所など、ほとんどの公共施設が破壊されてしまいました。さらに、大半の医師が出国してしまい、結核やマラリアで多くの人々が苦しんでいても、治療を受けられず放置される状況が続いていたのです。そんな中、シェアは2000年から東ティモールで活動を開始し、保健ボランティアの育成や保健教育の普及などに取り組んでいます。
国家として独立して間もない東ティモールでは、最低限の医療サービスを提供するシステムがようやく整いはじめたばかりです。シェアが活動するエルメラ県やアイレウ県のような農村山岳地域では、まだ医療サービスへのアクセスが悪く、医療スタッフも不足しているため、住民自身が病気を予防するすべを身につけることが重要になっています。しかし住民の中に「予防」という概念はあまり定着しておらず、病気になってからの治療に頼りがちです。その結果、下痢やマラリア、栄養失調などの予防可能な病気で、8人に1人の子どもが5歳の誕生日を迎えられずに命をおとしているのです。
住民たちが自分達や子ども達の健康を守るための知識を身に付け、家庭や地域で行動していくことができたなら、そんな現状も変えていけるはず―そう信じて、私たちシェアは、保健に関する知識を地域や学校で伝えていく「保健教育を実践できる人材育成」を通し、地域や家庭で予防活動が実践されることを目指して活動しています。
| 面積 | 1.4万km2(長野県程度) |
|---|---|
| 人口 | 約110万人(2008年推定) |
| 言語 | 公用語:テトゥン語及びポルトガル語、実用語:インドネシア語及び英語、地方語:30以上 |
| 宗教 | キリスト教(大半がカトリック):99%、イスラム教:1%未満 |
| 出生時の平均余命 | 61歳 |
| 乳児死亡率 | 75人/出生1,000人中(2008年) |
| 5歳未満児死亡率 | 93人/出生1,000人中 |
| 妊産婦死亡率 | 約380人/出生10万人中(2005年) |
出典 UNICEF (2009) "The State of The World's Children 2009"
外務省ホームページ
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