1983年より海外及び日本で保健医療支援活動を行ってきた国際保健NGO シェア=国際保健協力市民の会(東京都台東区、以下シェア)は、農村地域における子どもの命を守る、母子保健をテーマとしたトークイベントを開催します。
カンボジアの貧困州のひとつであるプレイベン州は、子どもの健康指標*が悪く26人に一人の子どもが5歳の誕生日を迎える前に命を落としています。2011年のシェアの調査では、32.3%の子どもが栄養不良であることが分かりました。交通インフラも十分に整っていない農村だからこそ、シェアは住民自身が子どもの健康を守るために保健知識を得て行動するための支援を行ってきました。2015年の調査では、栄養不良の子どもの割合は23.2%にまで削減しました。報告会では、栄養不良児削減に成功した地域母子保健活動についてお話します。
また報告者尾崎は、2011年に東日本大震災において緊急支援に参加、その後東ティモールとカンボジア母子保健に携わっており、地域の人々共に行う保健支援について豊富な経験を持っています。
*Fact.1 カンボジアの5歳未満児死亡率38人(対出生1,000)⇔日本3人
Fact.2 カンボジアの栄養不良の5歳未満児の比率29%
(ユニセフ子供白書2015)
------ 記 ------
タイトル : 報告会『地域の繋がりが、命を守る』
日 時 : 2015年4月29日(水・祝)14時~16時
会 場 : 浅草文化観光センター 中会議室 (東京都台東区雷門2-18-9)
参 加 費 : 500円(資料代)
申 込 :
http://share.or.jp/share/join/event/index.html#kh

尾崎里恵(おざきりえ)
看護師。東日本大震災において気仙沼市で7ヵ月間緊急支援及び保健支援に携わった後、2012年より東ティモールの母子保健事業に参加。現在はカンボジアの保健コーディネーターとして、母子保健に携わり、シェアの3つのプロジェクトで地域保健活動を経験する。
本件に関するお問合せは
(認定)特定非営利活動法人 シェア=国際保健協力市民の会 担当:飯沢
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