
1983年、つまり35年前シェアの創立に集った、当時の若者たちは、私自身もそうでしたが
それぞれにささやかな途上国体験を持ち寄り、どうやって「南」と「北」のより公正で、対等で
人間らしいお付き合いや連帯の輪を作っていけるかを、考え求めていました。
シェアの35年を導いてきた重要な理念は、間違いなく、1978年にアルマ・アタで生まれた、
プライマリ・ヘルス・ケアの宣言でした。そして2015年から15年間、人類が共有することとなった
「持続可能な開発目標」(SDGs)もまた、アルマ・アタからの滔々とした流れを受け継ぎ、更に複
雑化した21世紀の現実に適合した課題として取り組んで行こうとするものだと理解しています。
今でもそうですが、小さなグループでしかなかった、シェアという名の私たちが、曲がりなり
にも、ここまで続けてこれたのは、多くの皆様からの励ましがあったからです。改めてそのこと
を、深い感謝のおもいとともに、噛み締めています
シェアが海外や国内で継続している、さまざまな地域住民を主役とする保健活動を対する、
ご理解とご支援をこれからも引き続き賜るよう、皆様によろしくお願い申し上げます。
本田 徹
「天の川募金」は下のいずれかからお願いします。
シェアの過去プロジェクト一覧はこちら