全国の保健医療機関から相談が寄せられる外国人医療のスペシャリスト
医師 沢田貴志 講演会
外国人が安心して結核治療をできる街
―市民・NGO・行政との連携で進める結核対策―
少子高齢化の中で働き手となる外国人の人口が増えれば、当然結核患者(平成22年東京都結核患者数3,045人)に占める外国人の割合も増えます。しかし、言葉が分からなければ適切な治療を受けられず、気付かないうちに感染を拡げてしまったり、病状の悪化や、治療中断などを招いてしまうこともあります。
東京都では、外国人の結核患者のほとんどが治療を完了できるようになっています。それには「東京都外国人結核患者治療服薬支援員」という名称で多言語の市民通訳が活躍していることが大きく貢献しています。シェアでは、1995年来多数の市民ボランティアや行政と連携して外国人の健康相談・結核健診に取り組んできました。そして2006年からは、東京都のこの支援員派遣・育成制度を支えてきました。順調に結核治療が進む背景には、シェアが国際協力で培ってきた、人材育成のノウハウ、外国人通訳者のネットワーク、外国人の文化・生活への配慮、医療機関への啓発活動などがあります。NGOの経験と市民、行政が連携することで可能となる結核治療、そして外国人の医療を支える取り組みについて報告いたします。
【日 時】 2013年3月16日(土) 13:00~14:00 (12:30開場)
【会 場】 女子栄養大学 2号館2階 階段教室 (東京都豊島区駒込3-24-3)
詳細は
イベントページ「医師 沢田貴志 講演会 外国人が安心して結核治療をできる街 」をご覧ください