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カンボジア各地で洪水により深刻な被害が出ており、人々の生活及び、衛生面に影響を及ぼしています。しかし、被害規模が比較的小さい地域では、浸水 被害を受け生活に影響が出ているにも関わらず援助を受けることができない状況です。シェアが現地調査を行った村の一つ、スバイアントー郡バンティエイ村（プレイベン州）で は、116世帯中63世帯の家屋が膝上から腰ほどの高さまで浸水しており、十分な食糧や飲料水が確保できていません。また、既に皮膚の感染症など健康問題 が発生しているにも関わらず、保健センターやクリニックへのアクセスも閉ざされており、必要な薬品も入手できない状況です。
1988年よりカンボジアで保健医療支援活動をしているシェアは、今回の洪水被害に対し、食糧及び医薬品支援を行うことを決定しました。

予定している提供物資
①貧困家庭に対し、15kg/軒の米を提供
②浸水被害を受けている世帯に対し、塩素系消毒薬, ORS,
抗菌剤軟膏, 解熱剤, 抗生剤, 石鹸のセットを提供

写真（左）：浸水被害を受けたバンティエイ村。
写真（中央）：浸水した家屋。高床式の家屋では、床下で炊事、洗濯、機織などするなど、重要な生活の場である。浸水により、生活用水である水を貯める、水がめを置くこともできない。
写真（右）： 村の被害状況について、1軒、1軒マッピングして確認するシェアスタッフと村人。