こんにちは。カンボジア事務所の溝口です。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためカンボジア事務所も3月に入ってから村での活動を自粛し、スタッフはテレワークに切り替えています。
テレワーク中でもスタッフは毎朝家庭で検温をして、お互いの健康状態を確かめています。
さて、今回は活動を自粛する少し前の話、セキュリティガードの一人、コイチについてご紹介します。
ある日のこと、シェアが所有しているバイクの鍵に不具合が生じ、座席の部分が開けられない状態に・・・
あ~これは困った、この鍵を直すのには40km離れた州都まで行かないといけないし、移動する前にバイクのガソリンが尽きてしまう・・・
困りながらも、コイチに相談。
「コイチ、どうにかしてこの座席の部分開けられないかな?そうしたらガソリンが入れられるのだけど・・・」
すぐさまバイクをチェックした(また変な相談がやってきたと思っていたかも?) 彼は、何かを取りにどこかへ。そうこうしていると、
「さきこ見て。直ったよ!」
なんと、そこには針金を使ったお手製の引き金が。この針金を引くと、座席部分が開くようになるのです!!カンボジアの人たちのDIY力は素晴らしい。
彼のお陰で給油ができ、無事に本修理に行くことができました。
【写真1.分かりづらいですが、座席下部にあるお手製の引き金を引っ張ることで、座席が開閉し、ガソリンの給油ができるようになりました。】
セキュリティガードとして働きつつ、事務所の様々なことを手伝ってくれます。もちろん、ガードとしての役割も素晴らしく、スタッフの出入りを必ず確認し、分刻みで記録しています。
3月にはシェアのサポートで自動車の運転免許を取り、これから益々シェアの活動に貢献してくれることを期待しています。
また2児の父親でもあるコイチ。休日には、自宅近くで農耕用のトラクターを運転している姿を見かけます 。最近自身の所有する畑が大きくなったようで、シェアの仕事も農作業も懸命に取り組んでいます。
【写真2.書類のコピーを手伝っているコイチ】
スタッフが事務所へ来られない間も安全を守ってくれているサポートスタッフに感謝しながら、今できることをコツコツとやっていきたいと思います。
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文責:溝口(NGOシェア・カンボジア インターン)