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(認定)特定非営利活動法人 シェア=国際保健協力市民の会 シェアは、保健医療を中心として国際協力活動を行っている民間団体(NGO)です。

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【活動ブログ:カンボジア事業】アンクロン村とロルムレン村への行き方~多様な交通手段を駆使して~

みなさんこんにちは。1月にアドミニオフィサーとしてシェアに入職したシデーです。
今回は、私がシェアに入ってからプログラムスタッフに同行した2つの村、アンクロン村とロルムレン村について紹介したいと思います。

この村はサンコムトマイ郡のロナクセコミューンという場所にあり、様々な交通手段を使って移動をしました。はじめに、事務所から車で赤土の道を走ること2時間、タセン村というところに到着します。この村にもゲストハウスはありますが、決して州都と同じようなものではありません。食事や水の種類も限られており、寝る際の蚊帳は必須です。


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【写真1.写真:大部屋にこのようなベッドと蚊帳がいくつも 用意されており、スタッフ全員同じ場所に宿泊します。】


シェアがこのアンクロン村とロルムレン村で1日活動する場合は、このタセン村に宿泊しなければなりません。この2つの村へ行くまでに最初に見えるのがロルムレン村、その次にアンクロン村です。
この2つの村へはトラクターで行く必要があります。このトラクターは農耕用ですが、乾季には多くの人やモーターバイクなどを積んで走ることができます。シェアも健診道具とスタッフを乗せて出発!
今年に入ってからタセン村からロルムレン村へ行く新たな道が建設され始めましたが、まだ道路の完成には至っておらず、4月のクメール正月までは掛かる見込みです。雨季にはこの道はぬかるんでしまうことから、早く道路が完成することを願っています。またいずれにしてもこの2村へ行く際は、十分な食料と水を持って行くことが必要です。

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【写真2.どこまでも続く赤土の道を一歩一歩進みます。】


さて、そうこうしているうちに最後の目的地であるアンクロン村へ到着です。この村は小さく人もそれほど多くはありません。村人のほとんどが米やカシューナッツを栽培する農家です。村には小学校がありますが、先生は別の村々から来ています。ほとんどの移動をこのトラクターで行わなければなりません。
乾季のうちは、ロルムレンで車を降りてそこからモーターバイクやトラクターで移動を続けることも可能ですが (一緒に乳幼児健診を行うヘルスセンタースタッフがモーターバイクで、シェアスタッフが乗っているトラクターを追い越して行くなんてこともあります)、タイヤのパンクやいかなる非常事態のためにも車両の修理道具は欠かせません。

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【写真3.林を抜けると子どもたちが待つアンクロン村がみえてきます。】


このような環境の中でも順序よく働くシェアスタッフを見て、私たちが行う乳幼児健康診断をはじめとした活動の大切さがよくわかりました。
特にこのような環境だからこそ、ドライバーなどのサポートスタッフも積極的に村での活動に協力していますし、そこから学ぼうとする姿勢が印象的でした。これから私もシェアやプロジェクトのことをもっと知り、日本の皆さんにお届けしたいと思います。
よろしくお願いします!

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文責:シデー(NGOシェア・カンボジア アドミニオフィサー)
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