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(認定)特定非営利活動法人 シェア=国際保健協力市民の会 シェアは、保健医療を中心として国際協力活動を行っている民間団体(NGO)です。

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[東ティモール]速報 学校保健プロジェクトが再開します!

シェア東ティモール事務所では2009年から2012年10月まで、
日本政府の公的助成金である日本NGO連携無償資金協力や、会員やご寄付をくださった方々のご支援で
「エルメラ県の小学校における保健教育プロジェクト」を行ってきました。
まだ国の学校保健制度が確立していない東ティモールで、すべての子どもたちが学校で保健教育が受けられるよう、
2012年10月からは、教育省や保健省と共に新しい学校保健プロジェクトを行う予定でした。
しかし最も大きな資金源であった公的助成金が、政府の予算抑制策などの影響を受けて、活動を休止せざるおえない状況にありました。
その後、ようやく公的助成金の採択が決まり、本日、在東ティモール大使館大使と新プロジェクトの贈与式が行われました。
東ティモール現地代表の中山より、メッセージが届きましたのでご紹介させていただきます。

今後3年間、日本NGO連携無償資金協力をいただき、学校保健プロジェクトを進めて参ります。
資金難にあたっては、多くの会員や市民の皆さまよりご寄付をいただき、心より感謝を申し上げます。
安定したプロジェクト運営のためにも、これからもご支援どうぞよろしくお願いいたします。


・・・中山からのメッセージ・・・

おかげさまで、本日12月17日(月)、日本政府とシェアの間で、新プロジェクト「エルメラ県、ディリ県の初等教育課程における保健教育推進プロジェクト」の贈与式が執り行われました。
ここまで辿り着くのに、山あり谷ありでしたが、これで無事に学校保健プロジェクトが再開でき、ほっと胸をなでおろしています。
東ティモールでは全国13県ある中で、小学校での保健教育が行われている県は、シェアが2007年から支援してきたエルメラ県しかありません。首都のあるディリ県でさえも、学校での保健教育が始まっていないのが実情です。
そのため、今後は活動地と対象者を拡大し、これまでの小学生に加えて中学生にも広げ、エルメラ県且つ首都のディリ県で活動を行います。そうして「東ティモールの学校保健を全国展開させるきっかけにしよう」というのが新プロジェクトの目指すところです。 

学校で保健教育を受けた子どもたちが、保健の知識をしっかりと身につけ、それが地域住民に波及し、人々が病気の予防をできるように。そして病気になったときには適切な行動が取れるように、東ティモール人自らが問題に取り組み、自らの健康を守ってゆく。
そんな未来の姿を夢見て、プロジェクトが始動します。

贈与式には、教育省副大臣、保健省副大臣、両省の関係部署の方々、エルメラ県各関係者、
そしてディリで新たなカウンターパートとなる教育局と保健局の局長が集まってくださり、盛大な式典となりました。
メディアも多数来ていたので、今後東ティモール国内のテレビやラジオ、そして新聞にも放映/掲載されると思います。
花田吉隆在東ティモール日本大使からは、これまでの当会の活躍、そして今後のプロジェクトにかける期待についてお言葉をいただきました。
両省の副大臣からは、今学校が抱える健康の問題や、それらに対処するための保健教育の大切さ、
そして援助に対して受け身の姿勢ではなくオーナーシップを持ち、
東ティモール人が責任をもってプロジェクトに当たることが熱く語られました。また、日本と東ティモールとのさらなる友好関係について確認されました。

今回、贈与いただいた日本政府からの助成金は、日本の国民の皆様からの大切なお金です。
これを東ティモールの人々と共に、この国の子どもたちの健康のために、未来のために、有益に使用し、
プロジェクトを成功に導けるようベストを尽くします!応援よろしくお願いします!

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 写真:サインをする花田大使と中山。中山の隣が保健省副大臣、花田大使のお隣が教育省副大臣。いずれも女性が活躍しています。

現地代表 中山 中 2012年12月17日 東ティモールより

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