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(認定)特定非営利活動法人 シェア=国際保健協力市民の会 シェアは、保健医療を中心として国際協力活動を行っている民間団体(NGO)です。

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[カンボジア]洪水支援実施報告

カンボジア洪水2011年 御礼のことば

2011年の10月にカンボジアを含む東南アジア地域での豪雨による洪水では、当会の活動地プレイベン州スバイアントー郡でも住民に多大な被害をもたらしました。シェアではこのような状況に対し、第1期・第2期にわけて緊急支援を実施し、活動を無事に終了いたしました。ご協力いただいた皆様に心より御礼申し上げます。

洪水支援報告

<第1期>
支援実施日:2011年10月26日
対象地:プレイベン州スバイアントー郡テックトラー・コミューン、バンティエイ村 63世帯
第1期洪水支援活動費総額:2,789.100 リエル (52,993円/1リエル=0.019円)
支援内容:

プレイベン州スバイアントー郡保健行政区のバンティエイ村では116世帯中、63世帯が腰の上まで浸水しており、十分な食料や飲料水の確保が難しい状況にありました。また、皮膚病や感染症の問題もでてきており、人々の生活面や衛生面に大きな影響をもたらしました。
このような状況に対しシェアは、10月26日に地元の関係者と協力して食糧・医薬品配給をすると同時に、シェアスタッフによる 診察を行いました。

カンボジア洪水2011年カンボジア洪水2011年カンボジア洪水2011

<第2期>
支援実施日:2012年3月6、7、8、9、30日
対象地:
プレイベン州スバイアントー郡チョンアンピル・コミューンの5村(ミエンチェイ、カンダック、チョンアンピル、プレイスバイ、チャンボック) 316世帯
第2期洪水支援活動費総額:
16,125,000リエル (306,375円/1リエル=0.019円)
支援内容:

第1期の緊急支援の後、最も水田の被害が大きかったチョンアンピル・コミューンで水害後初の乾季に入る時期に、被害地域の現状調査(水害を受けた家庭数、そのうちの2歳未満児の家庭数、出稼ぎ状況、貧困世帯)を行った結果、水害被害を受けた多くの家庭において、ほぼ水田が壊滅し家族が食べる為の米が収穫できなくなり米作以外の手段で現金収入を得る必要が生じたため、出稼ぎもしくは高利貸しからの借金が増えていることが明らかとなりました。
 当会は保健ボランティアおよび集合村議会のメンバーと話し合って、2歳未満児の家庭を中心に米の種籾の支援および身体計測を行うことを決定しました。種籾は同じ村もしくは近隣の村の農家から購入し、1世帯あたり50kg(50エーカーの水田に必要)を配布しました。配布した種籾は約2ヶ月で成長し、無事収穫を終えました。

3月カンボジア洪水支援?3月洪水支援23月洪水支援3

今後の支援について

2012年初頭に行った身体計測の結果、昨年の雨季前の時期と比べて、低体重児数が増加している様子はなく、今年の雨季には雨による被害はでていないため、洪水被害地への支援については終了を決定しました。



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