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(認定)特定非営利活動法人 シェア=国際保健協力市民の会 シェアは、保健医療を中心として国際協力活動を行っている民間団体(NGO)です。

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シェアの取り組み

シェアカンボジアではどのようにリプロダクティブヘルス関わってきたのでしょうか?具体的な取り組みについてお話しします。 カンボジアでは、約40人に1人のお母さんが妊娠・出産が原因で亡くなっています。日本の場合、約6,000人に1人ですので、比較をするとこの状況の厳しさがわかると思います。出産介助をする人材の不足。お母さん自身の知識不足。日ごろの栄養状態の悪さ。衛生環境。経済状況、など。様々な要因が絡み合っているのです。シェアでは、お母さん自身に対して、そして出産を介助する側である伝統産婆や助産師に対して、双方への取り組みを行っています。

村のお母さんへの保健教育

自分で自分の体についてしることの大切さ
お母さん達が自分たちの健康について知識を持ち、考え、行動することはとても大切です。シェアでは村のお母さんたちに対し、栄養や衛生について、女性の体と生理、妊産婦のケア、産間調節、エイズについてなど、基礎的な保健教育を行いました。できるだけお母さんたちにとって役に立つ、身近なトピックを取り上げています。それぞれのトピックは分かりやすく興味が持てるように工夫され、読み書きのできない母親にも配慮して絵やポスターを使用したり、時には実演も交えながらの楽しいセッションを心掛けました。

村の巡回予防接種。 フリップチャートを使って.gif

写真(左):村の巡回予防接種。保健ボランティアがサポートし、母子を集めたり情報を伝える。
写真(右):フリップチャートを使って保健教育を行う保健ボランティア。

伝統産婆や助産師に対する取り組み

安全清潔な出産のために
お母さん自身の知識はもちろん大切ですが、実際に出産を介助する人の知識や技術は、お母さんの命に直接繋がります。 カンボジアの農村ではまだ病院や診療所でお産をする妊婦は少なく、自宅で出産する人がほとんどです。シェアのプロジェクト地の調査では、TBA(伝統産婆)による介助は全体の約60%という結果が出ています。TBAとは正式な資格を持たないでお産の介助をする村の産婆さんたちのことです。村の中で多くの出産を介助している経験豊富なTBAたちはお母さんたちの心強いサポーターではありますが、一方で、出産介助の正式な教育を受けていないことが殆どで、カンボジアの高い妊産婦死亡率の一つの原因とも考えられています。カンボジア政府は病院や診療所での出産を呼びかけていますが、医療施設もスタッフも全く足りない状況の中で、TBAの存在無しには対応できないのが実情です。
シェアでは現地カウンタパートからの要請もあり、TBAを対象にしたトレーニングを実施してきました。介助時の基本的な技術や衛生に関する知識はもとより、妊産婦への検診実施の勧めや、何か異常があった際の助産師との協力関係などについてもアドバイスを行います。またこのトレーニングの目的の一つは、助産師とTBAがお互いに助け合える関係づくりです。TBAのためのトレーニングで地域の助産師が企画、準備から関わり、ファシリテーターを務めることによって、助産師には責任感が生まれ、TBAと助産師との信頼関係が育ちます。このような関係作りによって、両者の間で日常的な情報交換ができるようになり、またTBAの介助時に何か危険な状態になった場合でも早急に助産師に連絡をとってサポートを求めることができるようになります。

出産介助トレーニング
写真:等身大の人形を使った、出産介助トレーニング。
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