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(認定)特定非営利活動法人 シェア=国際保健協力市民の会 シェアは、保健医療を中心として国際協力活動を行っている民間団体(NGO)です。

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南アフリカについて

国情報

気候は?子ども達は学校へ行っている?住民は何を食べている?住民の主な仕事は。収入はどのくらい?病院や保健スタッフは足りている?トラディショナル・ヒーラー(伝統療法士)はいるの?VCT(自発的カウンセリング&HIV抗体検査)の施設はあるの?HIV陽性者への差別や偏見はあるの?

プロジェクトについて

現地で日本人は何人位働いているの?現地スタッフはどういう人たち?どこに住んでいるの?どんなところ?他のNGOの状況は?活動地はどうやって決まったの?危険な目に遭うことはないの?東京のスタッフはどのくらい現地へ行くの?



活動の様子
シェアの活動 > 南アフリカ南アフリカ日記(ブログ)

国情報

気候は?

南アフリカの気候は地域により大きく異なり、サバンナ気候、ステップ気候、温暖湿潤気候、地中海性気候など多彩です。モザンビーク、ジンバブエと国境を接するリンポポ州は、1日の寒暖の差が大きく、年中通して昼間は20℃以上と暖かいのですが、雨が降ったり、乾季になると朝夕は10℃近くまで冷え込みます。10月〜3月頃が夏季となり雨が降りますが、5月〜9月頃の冬季はほとんど雨が降らず空気が乾燥します。



子ども達は学校へ行っている?

アパルトヘイト(黒人と白人を徹底的に差別する人種隔離政策)が撤廃されてから、これまでは白人向けだった学校にも黒人の子どもたちが通えるようになりました。しかし、未だに学校に行ける子どももいれば、行けない子どももいます。私たちが活動している地域では、全子ども数がわからないのですが、675人の遺児およびケアを必要としている子どもの内、576人が学校に通っています。(2005年9月時点)子どもが学校に通えない大きな理由は経済的な理由にあり、学費(年間2000円くらい)、制服(4000?8000円くらい)がまかなえないことが大きな理由です。私たちは、そのような子どもを発見したときには、各地域の学校に行き、校長先生に「学費免除」の依頼をするなどして、子どもたちが学校に通えるように支援しています。



住民は何を食べている?

主食には、メイズ(とうもろこし)の粉をひいたものを湯で溶かしたパップを食べています。英語ではポレッジという表現です。パップにはソフトとハードがあります。ソフトはスプーンで食べるくらいやわらかく、ハードは手でちぎって丸めて食べます。パップのほかはムロホ(薬草)を煮たり炒めたりしたものや、かぼちゃの葉を湯通ししてピーナッツを混ぜたもの、また経済的に余裕があるお家ではチキンを食べたりしています。味は塩とトマトを使ったものが多いです。西洋文化も入っており、朝はパンと紅茶を朝食にしている人も多いようです。



住民の主な仕事は。収入はどのくらい?

リンポポ州の情報に限りますが、失業率は約50%と高く、男性は都市部に出稼ぎに出ていることが多いです。仕事を持っている人の3人に一人は単純作業に従事しており、約半分は月800ランド(約1万6千円)以下の収入で生活しています。アジアと比べると十分な額に聞こえるかもしれませんが、物価の高い南アフリカでは家族4、5人が生活していくには大変です。



病院や保健スタッフは足りている?

足りているか、足りていないかと一言で答えるのは難かしいかもしれません。私たちが活動している23ヶ村には病院がひとつありますが、入院を要する病人の数は増加するばかりでベッド数が足りていません。ですから、2週間経ったら退院もしくはホスピス(検査・延命を中心とする病院の医療サービスとは異なり、患者を医療面・精神面・社会面から支える施設)へ移動するようになっています。各村にあるクリニックには看護師は配属されていますが、医師はいません。村に行って聞いてみると、一番の問題として挙げられるのは「救急車(病院までの交通手段)」が足りないということで、残念ながら、村で重病人が見つかっても、病院に連れて行くことができずに自宅で亡くなってしまうというケースも多くあります。



トラディショナル・ヒーラー(伝統療法士)はいるの?

現在、南アフリカには約20万人のトラディッショナル・ヒーラーがいるといわれています。(医療従事者8万人よりも多い)古い習慣が根強く残っているリンポポは、南アフリカの中でもクリニックに行かずトラディッショナル・ヒーラーに行く人の割合は高いと言われています。実際、クリニックに行っても混んでいたり、近くにクリニックがないような地域では、トラディッショナル・ヒーラーは住民にとって身近な存在です。南アフリカにはトラディッショナル・ヒーラー協会があり、診断料、薬代などが決められています。活動の中でも、患者がクリニックではなく、トラディッショナル・ヒーラーに行きたいという場合には、トラディッショナル・ヒーラーに一緒に家庭訪問してもらうなど協力しています。特に、ある一定の伝統薬草の中にはエイズ治療薬と合わないものもあるので、トラディッショナル・ヒーラーにも正しい知識を持ってもらうことが大切です。



VCT(自発的カウンセリング&HIV抗体検査)の施設はあるの?

各クリニックにはVCT機能があり、カウンセリングのトレーニングを受けた正看護師の一人が携わっています。しかし、クリニックによってばらつきがあり、あるクリニックではきちんとした事前のカウンセリングがないままにテストを受けさせられた妊婦がいたりします。人々は同じ地域に住む看護師が働くクリニックではHIV抗体検査を受けたがらず、わざわざ隣の村に行ったり、病院へ行って検査を受けるという人も見受けられます。



HIV陽性者への差別や偏見はあるの?

残念ながら保守的で情報が不足しているリンポポ州の農村部では、まだまだ「HIV=死」という思い込みや、HIV/AIDSに対する偏見や差別が根強く見受けられます。妊娠を機に自分がHIVに感染していることを知り、正直に母親にそのことを話しましたが、結局彼女は死ぬ直前まで、自分の母親からの差別に苦しみ続けたという女性もいました。しかし、このような中でも、少しずつ立ち上がり始めたHIV陽性者たちがいます。彼らがHIVというウィルスに負けることなく、健康で、ポジティブに生きていることを示していくこと、そして人々が「正しい知識」を持つことが、差別や偏見を軽減していく鍵だと思います。



プロジェクトについて

現地で日本人は何人位働いているの?

JVC(日本国際ボランティアセンター)との共同プロジェクトとして実施しているため、2010年7月現在、JVCからプロジェクトマネージャー1名が出張ベースでリンポポ州のプロジェクト地に赴き、プロジェクトを運営しています。



現地スタッフはどういう人たち?

南アフリカのプロジェクトには、シェアの現地スタッフはいません。現地のカウンターパート(プロジェクトを共同で実施する協力機関/団体)であるLMCC、Poloshongという2つの団体で働いているスタッフが、それぞれプロジェクトを実際に運営しています。



どこに住んでいるの? どんなところ?

カプリコーン郡レペレ・ンクンピ地区ンパシェレ村に住んでいます。この地域は、電気も水(井戸からくみ上げた)もあります。しかし、電気は暴風雨や雷などが多い雨季にはよく落ちてしまいます。ロバが荷物をひいて歩いている、のんびりしたところです。



他のNGOの状況は?

同じく保健関係のプロジェクトを実施しているNGOや農村開発NGOなどあります。
特に保健関係のNGOとは、情報交換をしたり、郡保健局主催のミーティングなどを通してネットワーキングしています。



活動地はどうやって決まったの?

2003年にシェアとして今後どの地域でどのような活動を新たに展開していくかを議論する中で、アフリカでエイズプロジェクトを実施する方針が決まりました。HIV/AIDSはシェアの活動の柱の一つでありアフリカのエイズ問題の深刻さを考えると次のシェアの活動はアフリカでぜひ行いたいこと、アジアで学んだ陽性者本位のHIV/AIDSプロジェクトの経験をアフリカで少しでも役立てたいこと、などがアフリカでのエイズプロジェクト開始の理由です。 2004年に2度にわたる調査を行い(南部アフリカ調査報告参照)、調査結果を元に、姉妹団体であるJVCが長くプロジェクトを実施してきた南アフリカ共和国で、2005年より共同でプロジェクトを開始することが決まりました。



危険な目に遭うことはないの?

97%が黒人という南アの中でも黒人居住率が最も高いリンポポでは、アジア人は珍しく、みんな親切に声をかけてくれます。夜一人で暗いところを歩いたり、男性が集まる酒場に出向いたりなど、自ら危険な場所に行かなければ危険な目に合うことはないでしょう。



東京のスタッフはどのくらい現地に行くの?

年に1、2回、1?2週間程度、出張します。主な仕事は、プロジェクトモニタリング、活動計画・評価などに関する打ち合わせなどです。その他に、シェア理事が短期専門家として年1回程度出張します。

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