
アフリカでのプロジェクトを具体化させるために、2004年初頭にシェア内外の有識者・アフリカ経験者から成るアフリカプロジェクトタスクフォース(理事会の承認のもとに、アフリカ調査のためにつくられた専門委員会)を結成しました。シェアとしてどの地域において、どのような切り口でプロジェクトを実施するのか、プロジェクト開始までの具体的な道筋作りについて議論を行いました。対象国については、エイズ状況が深刻なこと、日本からのアクセスが比較的容易であること、英語圏であること、NGOのプレゼンスなどを議論した結果、南アフリカ、ジンバブエ、そしてザンビアの3カ国を候補とし、現地調査を行うことになりました。
第一次調査(2004年5月31日-6月23日)
南アフリカ、ジンバブエ及びザンビアにおいて、HIV/AIDSの現状やその影響、及びそれに対する取り組みを調査しました。この調査期間中に、3ヶ国で約20のエイズに関する活動をしているNGOと10を超える政府諸機関(病院、クリニック、保健局など)を訪問しました。その結果、エイズの影響の深刻さを目の当たりにするとともに、その重大な問題に真摯に取り組むNGOの存在やその活動及び政府機関の役割を知ることができました。シェアとしてアフリカで何ができるか、については次期調査における課題となりました。
第二次調査(2004年10月18日-11月23日)
第1次調査の後、調査結果を理事会等で議論した結果、ジンバブエ及び南アフリカでプロジェクト実施の可能性を具体的に探る事になり、より詳細な第2次調査を行いました。第2次調査は、当初ジンバブエにおいて現地NGOと共同でHIV感染予防及び感染者ケアのプロジェクトを立ち上げる目的で実施されました。現地での調査事項は、
(1)シェアが現地で活動するにあたっての環境調査、
(2)パートナーとなり得るNGOについての調査、の2点でした。
調査を進めていった結果、組織目標であった2005年からのプロジェクト開始は、NGO登録の問題があるため困難な状況であることが判明したため、調査期間の一部を第2候補地である南アフリカにおけるNGO活動(HIV感染者グループ活動)状況の調査に振り替えました。
南アフリカにおける現地NGO調査や南アフリカでの活動に長い経験を持つ日本国際ボランティアセンター(JVC)との協議などを経て、シェアとしては南アフリカでのエイズプロジェクトの実施を目指す事となりました。
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