悪名高きアパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃後、1994年の初の民主化選挙から早や十年以上が経った南アフリカ。確かに政治的には「平等」が叫ばれるようになりましたが、黒人貧困層のおかれている状況は改善されてはいません。HIV感染拡大の現状も決してこの貧しさと無関係ではないのです。
成人人口の5人に一人がHIVに感染している南アフリカでは、HIV/AIDSが特に貧困層や地域社会に深刻な影響を及ぼしています。貧困州のひとつであるリンポポ州では政府の対策も遅れており、特に、情報や支援が少ない農村部では、偏見や差別が強く、HIV陽性者が孤立しがちな状況を生み出しています。
このような中、農村部において、HIV陽性者が健康を維持していくためのサポート体制を向上させ、HIV感染拡大予防活動を効果的なものとしていく活動が必要です。特に、人々がHIV/AIDSに対する正しい知識と情報を持ち、地域にHIV陽性者を受け入れる環境がつくられることが必要とされ、知識普及型の予防活動だけでなく、 HIV陽性者を含む地域の人々が主体となる予防・啓発活動が求められています。
このプロジェクトは、シェアと日本国際ボランティアセンター(JVC)が共同で実施しています。
面積 | 122万km2(日本の約3.2倍) |
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人口 | 4,483万人(2003年) |
人種構成 | 黒人(79%)、白人(9.6%)、カラード(混血)(8.9%)、 アジア系(2.5%) |
言語 | 公用語:英語、アフリカーンス語、ンデベレ語、コサ語、 ズールー語、ベディ語、ソト語、ツワナ語、スワティ語、 ヴェンダ語、ツォンガ語の11言語 |
宗教 | キリスト教(人口の約80%)、ヒンズー教、イスラム教 |
出生時の平均余命 | 47歳(2003年) |
HIV感染率 | 21.5%(15‐49歳) |
妊産婦HIV感染率 | 29.50% |
乳児死亡率 | 53人/出生1,000(2003年) |
5歳未満児死亡率 | 66人/出生1,000(2003年) |
妊産婦死亡率 | 230人/出生10万(2003年) |
出典
外務省ホームページ
The State of The World's Children 2005 (UNICEF)
2004 Report on the Global AIDS Epidemic (UNAIDS/WHO)
2005 Report on the Global AIDS Epidemic (UNAIDS/WHO)
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